「お、紀依発見!」

「貴文…やっほぉ〜……。」



そういえばあたし、貴文に合鍵あげたんだった。

忘れてた!



「大丈夫…じゃないよなぁ。
 ほれっ!差し入れだぞ〜!!」


と言って袋の中から出てきたのは…


・清涼飲料水
・ゼリー×2
・プリン

だった。





こんなにたくさん…。

「すげくね?これでも1000円いかなかったんだぜ!」


「こんなにもらっちゃっていいのかなぁ…。
 申し訳ない……。」

「心配すんなって! 俺はプリン貰うわ。
 紀依はゼリー派だろっ?」



と言って笑う。


「うん…。ありがとう。」









こんな感じで、あたし達の1年記念日は終わったのであった。