「……っ。」 鼻の奥がツンとして、少し痛い。 …泣きそうになって慌てて唇を噛み締めて堪える。 はは、あんなに昨日泣いたのに、まだ涙出てくるんだ…。 いっそこのまま涙が枯れて、全身が干からびて死んでしまえたらいいのに。 だって、宙夢のことが好きすぎて。 振られたのに好きすぎて。 辛い。 今私に向けられている笑顔も、優しすぎて。 辛い。