当たり前にやって来ると思っていた朝は、 少し違っていて。 幸せになれると思っていた朝は、 君を苦しめた。 こんなことになるのだったら、朝を待たなければよかった。 そう思った。 彼女のために誂た指環はまだその薬指に届くことはない。