枕元に座っている丞君。


その顔は、どこか晴れ晴れとしている気がする。



「誠太郎は・・・?」


「ああ、沖田さん。 大丈夫ですよ、血も止まりましたし」



その言葉に、足から力が抜ける。


普段はあまり笑わない丞君も、そんな僕に笑みをこぼす。


でも、いつ目覚めるのだろう?