…そうだよね、涼太くん、カッコいいし…モテるの当たり前だよ…ね…。




部屋に戻り、ハァ…と、深いため息をつく私。




中野ちゃんは、かなり可愛いし…涼太くんももしかしたらOKしちゃうんじゃ…。





そんな、不安が頭をよぎった。







―――……だから、次の日の朝、





わざと、涼太くんのことを避けるような行動をとってしまった。






だって、涼太くんの口から“中野ちゃんと付き合った”なんて、報告聞いたりしたら…と思うと怖くてしかたがなかったんだ。