『う、そ…』




なぜか、驚いたような花音さんの声が聞こえてくる。




『うそじゃない、はじめて会ったあのときから、ずっと花音さんだけ見てたんだよ、オレ』




そんなオレの言葉に花音さんの頬がカーッと、赤く染まったのは言うまでもない。





『で、でも………っん!?』




それでも、反論しようとする花音さんの口にオレは、軽く唇を落とし、





『花音さん、オレと付き合って?』




ニッコリと笑いながらそう言い放つ。