『……お前こそ、恵美ちゃんとはどうなんだよ?』




オレが話をそらすためにそう尋ねたのが失敗だったようで…




『え?聞きたい!?聞きたいよな!!』



興奮気味にそう言い放つと、修平は、それからみっちり1時間恵美ちゃんとの話をし続けたのだ。





それも主にノロケ話。







さらに、話し終わって満足した修平は、





『あ〜、スッキリした!恵美ちゃんの素晴らしさを誰かに話したかったんだよな』





それだけ言い残し、サッサと大学を後にしたのだ。




どうやら、今からデートらしいが、アイツ…単位とれてんのか?