―――…今、考えるとあの合コンの日、オレはすでにキミに惹かれていたのかもしれない…。 ――…暑い日差しが照りつける。 季節は、すっかり夏。梅雨の時期に、雨が降り続いていたのが嘘のようにカラッとした晴天の日が増えた。 オレは、あまりの暑さに着ていたシャツにパタパタとうちわで風を送る。 すると、 『な〜、涼太!最近花音さんとはどんな感じなんだよ!?』 ニヤニヤと楽しそうにそう言う修平の姿が見えた。