「あー、早瀬ねー今から俺の秘書やれ。」




はぁぁ!?いきなり何言うかと思ったら・・・



「秘書・・・ですか?」




私がそう言うと、椅子から立っていた社会がずかずかと私の方へ歩み寄って来た。


そして、キスしそうなほど顔をぐっと近づけた。



「そお。俺の秘書やって。」




私はあなたみたいな社長の秘書なんかやりたくないわよ。


このままブライダルコーディネーターとして働きたい・・・。




私はきちんとお断りしようと口を開く。



「あの私・・・・」



「おおっと。断るなんて許さないから。
その代わり、給料今の2倍でとびっきり可愛がってあげるからさ。」



ニコニコしながらそう言った社長だが、目は全く笑ってなかったところから、社長の本気が見て取れる。




怖い・・・3歳しか違わないのに・・・。




「みんなの憧れの的、早瀬 美乃を手に入れた。」



社長は艶っぽく唇を舐めてそうつぶやいた。