そんなことを考えながら社長の返事を待つが、社長から一向に返事が返ってこない。




かちゃりと社長室のドアを開くと、ドアがすんなり開いたので私は恐る恐る中へ入った。



「社長?あの・・・早瀬ですけど・・」



私が社長が座っている椅子を見ると、社長がコクリコクリと居眠りをしている。



やだ、もう社長ってば。



なんで勤務時間に居眠りしてるのよ・・。



「社長、早瀬ですけど」


私は大声で彼に言った。




「ん?・・・ああー・・早瀬ー・・」


まだ社長は寝ぼけてるらしい。



「社長、しっかりしてくださいよっ!!」



私はもう一度大声で言った。



「早瀬ってさー・・・美人で有名・・・のだよねー・・・・・」


社長がそうつぶやいた。




「社長、まだ寝ぼけてるのですか?」



「もう・・大丈夫だー!!」



社長はガバッと椅子から立ち上がった。





「あー、よく寝た。」



「社長、私に何かご用があるようですねー・・・」