「お父様」


「おぉココ、キレイじゃないか。」


ココは純白のドレスを身に纏い
地毛であるウェーブのかかったプラチナブロンドの髪を高い位置でひとつにまとめていた。


「お父様、なぜ私までパーティーに出なければならないのですか...?」


「...お前には新しい妻候補をみてもらいたいからだよ。」


「私に気を使って選ばなくてもいいのですよ?お父様が選ぶことなんだから。」


「そういうわけではないのだ...
今回は白いドレスの者しか入れないようにしてある。」


ココは、はっとして...そして悲しい表情を浮かべた。


「お父様は...っ」


「...私はお前を利用しようとしているのではない。ただ力を貸してほしいだけなんだ。」


こんな会話はこの親子しか通じないだろう。


まぁもう少したてばわかることだ。