最悪の誕生日から二週間後、私は三人の女の子たちに取り囲まれることになる。 「珀君に、これ渡してくれる?」 彼女達は黄色い声を上げ、可愛くラッピングしたプレゼントを私に手渡した。 もちろん珀へのバースデープレゼントだった。 私より大人びた珀は、たった二週間の違いで、私の弟になったのだ。