「珀!」 大声で叫び、扉を開ける。 その先の光景を見て、私は凍りついた。 そこにはまだ、母がいた。 「結奈、あなた」 母だけではない。 「お母さん……お義父さん……?」 その日、平日の夕方にもかかわらず、義父までが病室の椅子に座っていた。