「何食べたい?」


「んーとじゃあ…」


「あのっ!!」



食券で迷ってると、少し裏返った男子の声が聞こえる。




「坂枝さんですよね?ちょっと来てもらえませんか?一瞬なので…」



「?いいけど…、隆裕くん、あたし日替わりB定食にするー」



「わかったー」という隆裕くんは眉が少しピクピクしていたのがわかった。