「和くんも大きくなったなあ。前は私とそんなに変わらなかったのに」


皐月は前の和樹の身長を手で表した。


その時、真奈美に気付いたのか皐月が慌てて謝った。


「ごめんなさい!気づかなくて。陵ちゃん達のお友達?」


「あ、えーと、陵の彼女です!」

真奈美はそう言うと、陵の腕に自分の腕を絡めた。


「はあ!?」

陵がすっとんきょうな声をあげると、皐月がクスクス笑った。