俺の選択が、あこを苦しめてるかもしれないってことか…?
「いや…それはねぇだろ。」
「だから何で拓斗はそう決めつけるかなぁ〜?」
決めつけてなんか…、
「お前あこちゃんと一回ちゃんと話せよ。」
「やだ…。」
「なんだ?今度はだだこねたっくんか?」
そのたっくん、やめろよ…。
「ちょっと待ってろ!逃げんなよ!」
そう言って中に入っていった祐樹。
「逃げんなよ!…か…。」
あいつもたまにはいい事言うな…。
ごくたま〜にだけどな。笑
しばらくたって…
ーガチャッ
「祐樹、どこ行ってた…ん……」
あこ…?
「あたし、元井くんに呼ばれてここに来たんだけど…。」
そういうことか。
これはちゃんと話せって意味だよな。
「あこ、話したいことあんだけど…。」
「うん…。」