「俺は何もねぇよ。」



ほんっとに何もねぇ…。




「お前、それじゃダメだろ⁉」



むかっ…





「メルアドも交換してないお前に言われたくねぇし‼」




「俺はそのうちだ！今はその話は関係ねぇだろ？」



まあ、そうだけど…



「だからってどうすりゃいいんだ？」



祐樹に頼りっぱなしでなんか情けないな、俺…




「まあ、アタックあるのみ！だろ！」




アタックねぇー…

あこ、かなり鈍感だから果たしてアタックしたところで気が付くか…。







「んー、そうだなぁー…あっ！祐樹くんいいこと思いついちゃった！」




「何だよ？」




「んー、どーしよっかなー？教えようかなー？」



イラッ…



「だったら、いいわ。」




「わあぁぁぁー！嘘嘘！聞けよ、いや聞いてください‼」



面倒くせぇ奴だな…



「で？」



「あこちゃんをお昼に誘おー！」


は…？




「祐樹くん情報によると〜、あこちゃんはいつもみことちゃんと2人でお昼を食べてるそうで〜す♪」


で…？




「その2人を誘うのです‼ 拓斗だけじゃ無理って言うなら、俺も行ってあげないこともないけどぉ〜！」




こいつ……、



「自分がみことと食べたいだけじゃねぇかよ！」




「まあ、そう固いこと言わずにさー。拓斗、あこちゃんとお昼一緒に食べたくないわけ？」



「……」



























こいつにもかなわねえ！笑