この前の面倒女の告白から数日…
「はぁー…」
「はぁー…」
どんだけため息ついてんだよって?
いやいや、これは俺じゃない。
前の席の祐樹だ。
「お前がため息なんて珍しいな。」
小声でそう話しかけると、
「たっく〜ん…、聞いてくれよ〜。」
なんだよ、たっくんって…
「分かった分かった。授業終わったらな。それとたっくんはやめろ。」
ーキーンコーンカーンコーン♪
「課題、やってこいよー。」
先生の声が響く。
「たぁくとぉー…」
「はいはい。」
こいつがこんなに弱ってるのは珍しいな
俺達は屋上へ向かった。
こりゃ、次の授業はサボることになりそうだな…
俺だってここ数日あこに会えてなくてイライラしてるのに…
「で…?話は?」
「そう、そうなんだよ。」
やっぱり長いだろうな…