「……綺麗だな」





そんな柄にもないこと言うほど綺麗な指輪だった。





リングが2つ重なったデザインで片方のリングに小さなダイヤが埋めこまれてる






「…っありがとうございます!」








「いやいや、世話になってるしね。これくらい」





「こんなに綺麗な指輪作ってもらって…」






「拓斗くんのデザインがいいのよ!」





…これは俺がデザインした指輪





仕事の合間をぬって慣れないデザインしてみたんだけど…




こんなにいいものにできるなんて









沙夜香さんが目をキラキラさせて


「これでプロポーズがんばってね♡」





「はは…がんばります」






そう、俺はあこにプロポーズするためにこの指輪作りを依頼した