ー1週間後…





「おつかれー」




「おつかれさまでーす」





「あ、あこちゃん、受付に有原さん?って人がきてるって」






嘘…


有原って…







ずっとメールや電話、ほぼ無視してたから…





もう逃げられない、よね…





重い足取りで受付に向かうと…







「!…みこと!」




なんだぁ〜みことか!





「突然来てごめんね」





「ううん。でも、どうしたの?」




わざわざ会社まで来るなんて





「あこ、拓斗と話してあげて」





「拓斗と…」





やっぱり話さなきゃ…だ、よね…うん





まだ覚悟…できないよ





だって、もう7年近くも付き合ってたんだよ…?





「拓斗のこと、信じてあげてよ…あこ…」





「信じたいよ、あたしだって…でも、あんなに楽しそうで…拓斗を見たのだってあの時、一ヶ月ぶりだったんだよ…?」






「うん、今回は拓斗が悪い。あこが誤解するようなことさせた拓斗がね。

でも…拓斗はあこのこと大好きだと思うよ。浮気なんてしない!

双子のこのあたしが言うんだから安心しなさーい!」




あ、デジャヴ…この感じ!


高校のときもあったな〜





なんでか、みことにそう言われたら安心しちゃうんだよな〜





まだ完全に信じれたわけじゃないけど…





決めた!



ちゃんと拓斗と話そう!