「何それっ!何それ何それぇ!ありえないでしょ⁉︎」


と、サナエちゃん




「あこ、それまじ⁉︎あの拓斗がぁ⁉︎」



と、みこと





「まじなの……ぐすっ…っ……」






「泣くなぁっ!こっちまで泣いちゃうじゃん!」





「だってぇ……ぅ…っ…」






ここはいつもの居酒屋さん




今日あったことを話したら、サナエちゃんは怒って、みことは驚いていた




「あこちゃんの彼氏何⁉︎ありえない!親の顔が見てみたいわ!」




サナエちゃん…酔ってるなぁ…





「すいません…その人の親、あたしの親でもあるんです」




「へ?」




「あこの彼氏、拓斗はあたしの双子のお兄ちゃんなのでございます〜!申し訳ない〜!」




みことも酔ってるな…






「拓斗の隣にいたっていう女の人、誰か分かんないの?」





「分かんない…でもめちゃくちゃ綺麗な人だったぁ〜!…腕組んでたぁ〜っ」





「あーもう泣くな泣くな!飲め飲め!」




「うぅ〜…飲むぅ〜…」





「てかさぁー、まだ浮気って決まってないじゃん?」





「そ、そうだけどさ…」







「…拓斗が浮気ねぇ〜……」







みことは何かを考えるような顔をしていた