「わぁ!あこ!早く火とめて!」
「え、どれ⁉」
「そのチョコのボール‼」
「あ、これ?…よし!」
ふぅ〜…危機一髪!
え?何がって?
ただいまあたしとみことはチョコと格闘中です!
あたしは拓斗にあげるため、がんばってるんです!
あ、でも、あげるときは匿名のつもりだけどね…?
というわけで
あたしん家のキッチンでお菓子作りの特訓中!
なのですが…
「あこ!何に何を入れたらこの味になるわけ⁉」
「え!砂糖入れたよ?」
白い粉を指さすと…
「これ⁉これは、味の素!」
「うっそ!えへへ…ごめんなさ〜い」
「はぁ〜、なんでレシピ通りにできないのかな?」
「申し訳ないです…」
「これじゃ、ドーナツ完成は程遠いね…」
そう!あたしとみことが作ろうとしてるのはチョコドーナツ!
でも、拓斗は甘いのが苦手だからビターでね?
「まあ、今日はまだ一週間前だからいっか!これから毎日練習ね」
「はい、先生!…もぐっ」
「はいそこ松浦さん!つまみ食いしない!」
「はぁ〜い、でも、みことの作ったのおいし〜いっ!
祐樹くん、大喜びだね!」
「そ、そうかな…?//」
きゃっ!みことかわいい〜!
あたしもがんばろ!