【あこSIDE】






「ねえねえ、今年のバレンタインはどうする⁇」



「私ねついに告白しようと思うの!」



「え、うそうそ〜!誰に⁉」




「えっとね〜…///」








クラスの女の子達の楽しそうな声が聞こえる




いいなぁ〜青春っ!








あたしはまだ…前に進めてないよ…







「あーこ!またボーッとしてる〜」




「あ、ごめん」




「…いいけどね!3学期の最初のころより全然明るくなったし!」





「ごめんねみこと…心配かけたよね」




「そのことはもういいの!でも、ほんとに拓斗のことは吹っ切れたの?」




あたしはみことに嘘をついてる…




「…っ……だから〜、もう吹っ切れたって!」





「………そう。」







拓斗は最近、いろんな女の子と遊んでるみたい…


だから、みこともあたしが大丈夫かって心配してくれる










大丈夫なわけじゃないけど、もうあたしは拓斗の彼女じゃないから…




でもまだ拓斗が女の子といるのを見ると胸の奥に嫌な痛みを感じる…






いつになったら好きじゃなくなるのかな?




そんな日が…ほんとにくるのかな…?