「でも、悪くない?」




ペアの男の子に迷惑かも。



「何のために男子がいるのよ。女子を守るためでしょ」




と、得意気に、楽しそうに言っている。




そんなもんなのかな。



「でも、私のペアの男子、森野くんだよ」




「えっ!森野くんかぁー。ちょと頼りない気がする」




ははっ……。




「次の番のペアの!」




「あっ、私の番だ!ちょと行ってくるね!」




もう私たちのクラスまで来たんだ。