美咲「ねぇ美由、冬美と2人で話たんだけど、3人で涼音高校受けない?」




美由「えっそこって一番有名な高校じゃない!?それに距離もちょっと遠いし…。」




冬美「うんっでも成績では問題ないと思うしバスとかで通えば大丈夫だよ!」




マジですか…。




美由「どうしてそこなの?他に近いとこだったらいくらでもあるのに…」



美咲「美由バスケしたくないの?」



えっ?



美由「バ…スケ?」



美咲「そうよ?あの時何が原因で辞めてたのか知らないけど、高校でまた頑張ればいいじゃない!




冬美「それにここの学校のレベルじゃあたし達以外の人は絶対受けられないから誰も邪魔されないよ!」




2人ともあたしのことを考えてくれていたの?
そっか…3人一緒なら…。




美由「あたしもそこ受ける!」





花蓮「……………………ふふっ…」




ゾクッ



今のはなに?
冷たい視線と微かな微笑み…。
あたしはその視線を知ってる。




教室のドアの傍に花蓮ちゃんがいた。
やっぱりこっちを見ていたようだ。




また嫌な予感がする…。
あたしは慌てて花蓮ちゃんを追った。



美由「美咲、冬美!ごめん先に帰ってて!」



美咲「ちょっ美由!?どうしたのって…行っちゃった。」



冬美「美由ちゃんが追いかけて行った人って花蓮ちゃんじゃない?」




美咲「これは何かあるわね…。冬美!美由に付いていこう!」



冬美「うっうん!」