美由「だったらどうしてあたしのせいになるの?文也さんに伝言伝えて体育館裏へ行かせたよ?」





花蓮『……………………っのよ…』




花蓮ちゃんは小声で何かを言っている。




美由「え…?」




花蓮『先輩が今好きなのはあんたなのよ!!だからあたし振られたのよ!』




文也さんがあたしのことを…?
うそ…だってそんな素振り何一つなかったのに…




美由「そんな………何かの間違いだよ!」




花蓮『あたしだって思いたくないわよ!でも本人から直接言われたの!!』




美由「でもあたしは文也さんのこと何とも思ってないの……!あたし恋なんて全然考えたこともない!」




戸惑いを隠しきれないあたしを見て花蓮ちゃんはあたしの胸ぐらを掴んできた。




花蓮『ふざけたこと言ってんなよ!?あんたさえ…あんたさえいなければ……っ!文也さんはあたしのものだったのに!!!』




ズキンッ…




ーーーーーあたしがいるから花蓮ちゃんは傷ついてるの?ーーーーー




ーーーーーあたしがいなければ花蓮ちゃんは幸せになるの?ーーーーー




この言葉が頭から離れない。
一体どうすればいいのかも分からなくて。