多分あの端正な顔立ちは女の子に不自由してないだろうし。


4つも下の女の子になんて興味ないだろうしな。




でも、いいや。



これからデートなんていつするかもわからないし、もしかしたらないかもしれないしね。


ちょっとヒラヒラのワンピースの裾を持ってくるりと回ってみたり。




「可愛い。やっぱり私の目に狂いはなかったわね。さあ後は髪型よ。ちょっとメイクもするからね」




着替える間、部屋を出ていたお母さんが入るわよと入ってきた。


そして絶賛すると今度は鏡台の前に私を座らせ、慣れた手つきで髪の毛をいじり始める。


「さっ、次はお化粧ねっ」