核心をつく言葉。
私の心の在り処なんて、とっくにばれていたんだ。
そして、おじさまの声には、ほんのわずかだけれど、とがめるような色が差していた。
もっともだと思う。
私は、つらいことのすべてを星への想いでごまかそうとしていた。
卑怯なやり方だ。
星を愛するものとして、星へ逃げようとしている私を、おじさまは許せないのだろう。
でも、それならどうすればいいのだろう。
圭吾さんとさよならしたとき、私は生きる意味を、糧を、失くしてしまった。
つらいのは今だけ、そのうちこの選択は間違っていなかったと笑える日がくる。
そう信じてまっすぐ立とうとしたけれど、できなくて。
代わりなんてないと知りながら、それでも何かにしがみつかずにはいられなかった。
すがって、前だけを見て、彼を求める心をごまかそうとして。
だけど、体はごまかせなかった。
ただ単に、まともじゃない仕組みの体にきたるべき破綻が訪れただけなのかもしれないけれど。
いずれにせよ、私は生きる力を失いつつある。
どうあがいたって苦しい。
世界は真っ暗で、何も見えない。