私は、生まれながらに欠陥品だった。
どうして?
どうして私だけ?
誰を恨むこともできず、やり場のない思いは募るばかりで。
特別なんていらない。
ただ、みんなと同じになりたい。
どんなに望んでも叶わないと知りながら、私はただ毎日そう願っていた。
暗闇に包まれていた世界。
そこへ射しこんだ、一筋の光。
あなたは気づかせてくれた。
一人ぼっちじゃないってことを。
あなたは教えてくれた。
未来は切り拓けるんだってことを。
目を開けば、降りそそぐたくさんの愛が見えた。
あなたという光に導かれ
はかない、だけどまばゆい日々を
私は確かに、駆け抜けたんだ。――