「ごめっ!!」
アタシは必死に謝る。



「大丈夫。」
『OK』サインを出す。


「あ~。ホントにゴメン(pд;)」



「んでっ???」
手を差し出すユミ。

「ん??」
首を傾けたマユ。

「さっきの『ぁああああーーーーーー』。」

「あぁ♪」

なるほどね。
それ、それ。
言いたかったの、アタシも。




「『ミハラ シュン』ね。アタシの幼なじみだったの。」
牛乳を飲む。


「うっ!?」

パンを口いっぱいに入れたユミが驚いた顔をする。


「ホントっ。」
スプーンを手に取るマユ。


「へぇ~。でも、何で?旬クン引っ越したの??」

「小学校入学前にね。」

「ふぅ~ん。どこに??」


「『シンガポール』っ!」

ガタっと立ち上がったマユ。

「お先ぃーー!!」

「あっ、ちょっ!マユ!!」


口に急いで流し込まれるおかず。