「樹本朱里です。よろしくお願いします。」

自己紹介が済んだところで、
みんなと少し他愛ない話をして

「まぁ、明日からレッスンするから!
契約書とかかくから、そこんところよろしくね!」

愛加須さんは指をピッとたてて
走って行った。

「契約書書くっていってもお金とか必要ないから!ハンコとかー、そんな感じ?

バイトの時に書くあれみたいな感じ!」


ダイスケくんが言ってきた。
愛加須さんに聞きたかったことを
代弁してくれたようだった。

「ありがとうございます。」

「タメ口にしてよ!同じメンバーなんだからさ!」