judatのメンバーの名前を言われても、
あんまりピンとこない。

ここに、雪菜がいたら。
どんだけ喜んでいるだろう。

フフッと笑ってしまった。

「何笑ってんの?」
「え?」

ダダダダダダと遠くから走ってきて
身長の同じくらいの少年が私に抱きついた。

「トーマだよー。」
「ふぇっ!?」

なんだ、この外国みたいなハグが挨拶みたいな。

「おい、トーマ!ジュリ?だっけ?が引いてるぞ!!!」

ダイスケと言う人が私から
トーマと言う人を離す。

「自己紹介でもしてあげて!ジュリあんまりあんたたちのこと詳しくないから」