「証明書出してください。」
「え?証明書?」

なにそれ…愛加須さん言ってなかったよ。
名刺とかで通るのかなぁ…。

「名刺とかじゃだめですか?」
「ここの、タレントなら証明書があるはずですが…」

なにそれ…聞いてないよー。

「愛加須さんに呼ばれたんです!!」
「愛加須さん?ちょっと連絡とってみます。」

愛加須という名前を聞いたとたん、
警備員の顔が青ざめていった。

「あらー、シンジくーん?」
警備員の首をしめている、女の人。
身長の高い美人な女の人。

「愛加須先輩…っ…!」