「はぁ…はぁ…」

現役サッカー部について行くのは、無理。
体力に自身のある帰宅部の脚力なんてたかがしれている。

「晃…待って…はぁはぁ…速いよ…」

「あともうちょっとだから頑張れ」
と言って私の右手を引っ張った。
晃の手はおっきくて、びっくりした。



いやいや、晃速すぎる。