ウーウー。

遠くの方からサイレンが聞こえる。
「警察呼んじゃった。国民的アイドルだと信じてもらえちゃうんだよね」

「いくぞ!!」

ほとんどの男が逃げた。
星崎琢磨以外が。


「おい、大丈夫か?」
ユータくんが走って来た。
そして私を抱きしめた。

「ありがとう…ごめんね…。」
堪えてた涙が出てきた。

怖かった…。

そして、抱きしめられた。