最寄りでも、探した。
「あの!落し物にオレンジのブレスバンドとかなかったですか??」

何回言ったのかな?
ブレスバンドはいくらたっても見つからない。

「朱里?なにやってんの?」

「え?」

晃だった。ちょうどサッカー部の終わりくらいだ。

「今帰り?送るよ…。」

また、明日明るい時間に探そう。
でも、晃に送ってもらうの

少し、いやだいぶ気まずい。


「ねえー…。あのー。告白さあ。」

晃から口を開いた。
あの告白について。