「朱里愛してるよ。」
全くしらない男の人に突然言われる。
その全くしらない男に私は

「私もユータのことが好き」

と告白している。
そして抱き合う私たち。

「ユータ…」
「お姉ちゃん、起きて!」

ユータという全くしらない男が言う。

「お姉ちゃんってば!お姉ちゃん!」

「え!?那月?」
夢だったのだ、那月に起こされる。


夢というのは不信感がないから怖い。
全くしらない男の人に告白されて、応えてるのが普通だなんて。


「お姉ちゃん、もう7時45分だよ?」

「え?」