「ん…。」
目を覚ますと見慣れた部屋が視界に入った。
窓からは夕陽が入り込んで、部屋を明るく照らしている。
夕陽…ということは、今は夕方。
「どんだけ寝てんの、自分…。」
誰もいない一人ぼっちの部屋の中でボソッとそう言った。
枕元に置いてあった温度計をとって熱をはかるために起き上がる。
起き上がると背中がすーすーとして冷たくなった。
「…龍夜の背中、広くてあったかかったっけ…。」
なんだか、無性に恥ずかしくなって頬が赤く色づいたことが分かった。
だけど、それはそれでいいとしても…。
百歩…百歩譲ってそれはそれでいいとしてもねっ。
昨日の電話…。
…私は昨日龍夜と隆弥が電話してるのを聞いていた。
"好き"と言ってしまった手前、何だか気恥ずかしくなって、龍夜に抱きつく腕の力を強くして顔が見れないように龍夜の背中に顔をくっつけて黙っていた。
そうしてたから、龍夜は私が寝たと思ってたんだと思う。
私が黙ることなんて寝てる時くらいなんじゃないかと思うから。
目を覚ますと見慣れた部屋が視界に入った。
窓からは夕陽が入り込んで、部屋を明るく照らしている。
夕陽…ということは、今は夕方。
「どんだけ寝てんの、自分…。」
誰もいない一人ぼっちの部屋の中でボソッとそう言った。
枕元に置いてあった温度計をとって熱をはかるために起き上がる。
起き上がると背中がすーすーとして冷たくなった。
「…龍夜の背中、広くてあったかかったっけ…。」
なんだか、無性に恥ずかしくなって頬が赤く色づいたことが分かった。
だけど、それはそれでいいとしても…。
百歩…百歩譲ってそれはそれでいいとしてもねっ。
昨日の電話…。
…私は昨日龍夜と隆弥が電話してるのを聞いていた。
"好き"と言ってしまった手前、何だか気恥ずかしくなって、龍夜に抱きつく腕の力を強くして顔が見れないように龍夜の背中に顔をくっつけて黙っていた。
そうしてたから、龍夜は私が寝たと思ってたんだと思う。
私が黙ることなんて寝てる時くらいなんじゃないかと思うから。