「あーっ!龍夜のせいで、始業式でられなかったじゃんっ!」
「熱あったら、やべぇんだから、しょうがねぇだろ。」


確かにそうですけど。


「あのねぇ、私、もう14なの。てか、あと少しで15だよ?ガキ扱いすんな、ガキ。」
「翼、言葉遣い悪いぞ。」


年齢的におかしいと言って見ても、撃沈…。


「…ここで、言葉遣いの注意をなぜしてしまうのかを聞きたい」
「将来のため。」


ストレートですね。
てか、簡潔すぎる…。
そのあとは、何も言ってこない。
まっ、なんも言ってこない方が今日はいい。
楽だしね。


「くっらすーっ!」


そのまま特に何も話さず、あ私たちはクラスの掲示板を見にきた。
今年は何組かなっ?
わくわくしながら、掲示板をみると…


「うわっ…。」
「んな、ひいた目で見んな。」
「だぁってぇ…。」
「泣くほど嫌かよ?俺と同じクラス。」


いや、嬉しいですけどとか、言えないし。
龍夜、咲、和樹、私は見事に同じクラスになった。
さわがしそ…。


「まっ、よろしくな。翼。」


口角をくっと上げ、私に向けた微笑みがどうしても綺麗で仕方ない。
むかつくな、この馬鹿龍夜。