「いや…。なんで、お前今日はいつもよりぼーっとしてるんだ?」
「えっ?そう?」
「自覚ねぇのかよ…。」


はぁとため息をついて、龍夜は私に顔を近づけてきた。


「な…なにっ…⁉」


すっと龍夜の手が伸びてきて、私の前髪をあげて、おでこに龍夜のおでこがあたった。


「っ…‼」


な…なに、この状況っ⁉
恥ずかしくて、顔燃えるっ…。


「ん〜…。ちょっと、熱い気ぃする。お前、熱あんじゃね?」


くっけたまま龍夜が話すから、思いっきり顔に息がかかる。
マジで、死ぬっ…。
恥ずかしくて死ぬ…。
恥死するわっ…。


「お前らイチャイチャしすぎだろ。」
「あー?俺らは幼馴染だぜ?別に昔からかわんねぇよ。」
「あのなぁ、それでも公共の場なんだから、少しは自重しろって。」
「へいへーい。」


も…マジで無理っ…。