廊下に出たあたりで、和樹に腕を掴まれた。俺は機嫌が悪かったから、その腕を払いのけて、歩きだそうとしたが、和樹が真剣な顔で、 「健太に話があるんだ。」 と言われ、ニコッと微笑んだ。 俺は仕方なく和樹に着いて行った。