「おい、いたぞ」

「本当⁉」

そこには、少女と同じぐらいの年齢の子供が3人いた

「森のすぐ入ったとこにいた、彼処は木でちょうど影になっていたからな」

「よかった〜!!!」

「この子らはどうするんだ?」

「……ここを出て街に行く」

「人間のか」

「えぇ、魔力では龍神族なんて分かりやしないわ」

「…………」

獣は不安そうに少女達を見つめた

「そうだ、ここを襲ったのは十剣士らしいぞ」

人間の中で最も強いとされる者10人
それが十剣士…………