「お前の顔なんか見たくもないわ!!」

そう言って飛び出したマンションの5Fの一番奥の部屋

付き合って3年

もう潮時だって思ってた

いつも私だけが恋愛初期状態

私は一緒にいるだけで十分満たされるのに

あなたはいつもそれだけじゃ足りないの?

もうこの空間が無理なの?

あーーーーもう!

彼の部屋から飛び出してきたから鞄もケータイも彼の部屋

取にいかないと

とぼとぼ歩いてたら公園についた。

昔はよく学校帰りにここによって話したな。

家にかえれば両親がいるからって、

お互い帰りたくなくて

公園でお喋りしてたら一日終わった。

もう、

あのころの二人には戻れないのかな・・・?

「ここさ、二人でよく来たよね?」

誰もいない公園のベンチに腰を掛けて夕日につぶやく

うつむけばうつむくほど溜まった涙は出てくる。

「やっちゃん…」

「喧嘩した後に行く場所変えないから探すの楽だよ」

隣には彼

「お前さ、いい加減大人になれよ!」


「あんたこそ!大人の余裕見せなさいよ!」


「はいはい」

喧嘩のあとはいつもあたしの頭を寄せてよしよししてくれる


「お姫様のご機嫌はどうしたら直りますか?」

これもよく言うでも

「ちゅうしてくれたら許す。」

私もいつも同じことを言う。

彼は笑っていつも