「「えぇーっ?! 戸田くんがアメリカぁ?!」」
「うん…」
大学で、咲ちゃんと夏希ちゃんに報告をした。
それを聞いた咲ちゃんは、この世の終わりだみたいな顔をしている。
夏希ちゃんは、顔を歪めてわなわなと拳を握りしめている。
二人の様子を見て、やっぱり寂しくなる。
…って、ダメダメ!!!
この気持ちは戸田くんだって同じはず。
私も頑張らなきゃ。
私はぐっと堪えて、唇をかみしめた。
「…あ。ウチいいこと思いついた」
「「えっ?」」
夏希ちゃんがいきなりそう言った。
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