「…でも大丈夫でしょ」


「………え…?」




戸田くん……?

大丈夫って、なにも大丈夫じゃないです。





「実里は、俺のこと好き」


「っはいっ! もちろんです!! 大好きですっ!!!」


「ん、大丈夫」


「え…?」




頭回らない岡田さんには、理解不能です。





「俺も実里好きだし」


「っ!」


「日本とアメリカ。離れたくらいで嫌いになるの」



私は首をぶんぶんと横に振った。


「そんなわけないです…っ」




離れたからって、戸田くんのこと嫌いになるなんてありえない!!


そんな私は私じゃない!!!