みんなは当たり前だろって顔をして、

飽きれていた。


「やっぱり連れてきたのかよ。」


和馬は飽きれた口調で、諒のことをみた。


「こいつが、俺たちの大事な

ウォーカルの恋人になれんの?」


大地は、諒をまじまじみていた。


「大地、人を見定めしない!」


和穂は大地の頭を軽く叩いてから

頭を下げさせた。


「もうすぐ、ステージだよ。

アイカ準備して!」


柚希は、愛恵に声をかけると

もうすでに準備ができていた。


「集中してますね。昴さん。

彼を頼みましたよ。」


和穂はそういって、ステージに向かった。


「はぁ~。え~と、桜沢さん。

わたくし、野桜のマネージャーを

しております。一条昴(いちじょうすばる)

です。愛恵様の専属執事をしています。」