「どこに行くだ。」


「私の仕事しているところ

福岡に向かっているよ。」


はぁ?福岡?諒の頭は、

少し混乱した。


「俺の女って言うなら、

私の仕事ぐらいは、

知ってた方がいいでしょ。」



「櫻井財閥の長女だよな。

櫻井財閥は、芸能プロダクションをも

やっているとは聞いている。」



「もう時間がないの。着替えるから

こっち見ないでください。」


愛恵は服を脱いで衣装に

着替えた、そのとき眼鏡が

落ちて諒の所に転がった。