愛恵は、専用機に乗って、東京に着いた。

車に乗ってお兄ちゃんの店に向かった。


「今日は、愛は来てないよ。

来れないから。」



「別に、会いに来たわけじゃない。

弁当箱、返しといて下さい。」


諒は空の弁当箱を菖蒲に渡した。


「桜沢コーポレーションの次男

だよな。お前。愛に近づくな。」


「店長、仕事しなさい。」


「わかった、チーフ。後はよろしく。」


「こんにちは。愛恵の姉にあたる。ここの

調理チーフの薫よ。よろしくね。

愛恵は、今日は仕事があるから、

ここには、来な‥‥‥。」


薫がいいかけた時に店に愛恵が

入ってきた。


「やっぱり、ここに来た。」


愛恵は、諒の手をつかんで

外に出たら、車に乗せられて

空港に向かった。