愛恵の顔が赤くなっているのを

見ての四人は笑った。


「愛恵にも春が来たのかな。」


「来てない。ひつこい男がいるだけ

なにも来てない。」


「それって、さっきつけてきた。

奴のこと。愛恵が断った。門にいた男。」


鋭すぎ和真


「あぁ、桜沢の次男のことか?」


「いい加減にしろ、

ステージに立てなくするぞ。」


「愛恵様。もうすぐ福岡に着きます。」


四人は、飛行機から降りて、ドームへ向かった。