「海司(かいじ)外にいるやつに、

今日は、学校休むっていといてくれ。」


「かしこまりました。愛恵お嬢様。」


年配の男性がそう答えると、愛恵達は、

飛行機に乗って福岡に向かった。


「追いかけてきた奴は、桜沢財閥の次男か?」


「桜沢諒だよ。桜沢コーポレーションの

次男だと思うけど?」


「姿を見られたのか?」


「なんで、そうなるの?大地って、

変な追究するよね。」


「悪いか。愛恵の姿は、野桜でしか、

見れないだからな。自覚しろ。」


「なんで、私が怒られるの?

意味わかんない?」


「無自覚だわ、この子。」